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メルセデス・ベンツAMG日本一のセールス  「お客様の喜びのために自分には何ができるか」  顧客に最高の価値を提供し続ける

渡邊 純一Watanabe Junichi

株式会社シュテルン中央

営業部次長/AMGセールスエキスパート/MB国際認定セールス 

「一番になれ!」父の言葉と恩師が押した、人生のスイッチ

東京で育った渡邊は、父からは「なんでもいい、その分野で一番になれ!」と言われて育った。そして名前の「純一」にもその思いが込められていると知り、幼いながらに自分でも「一番を目指そう!」と心に決めたのだった。簡単に一番が取れたわけではなかったが、中学校2年の時の担任との出会いが人生のスイッチを入れてくれた。思春期、反抗的だった渡邊に、いつも体当たりで向き合ってくれたのだ。歩き方や話し方、普段の所作一つまで真剣に妥協せず、助言をくれた。そして渡邊はこの年、勉学にスポーツに、大きく飛躍したのだった。自分の力が伸びていくのを自分自身も感じていた。成長を信じてくれる人がいることで、こんなにも力を発揮できるものなのだという驚きを感じた。この恩師が日本大学第三高等学校に推薦をしてくれたことは、人生の中で大きなターニングポイントとなったのだった。

高校の3年間では、中学から続けていた野球に全力投球した。しかしここで、一つの壁にぶち当たる。

「高校3年まで必死にやってみて、有名大学の野球部からお誘いもあったのですが、周りの素晴らしい選手の実力と、自分の実力を比較し、冷静に判断してお断りしました。無念さもありましたが、やるからには一番じゃなきゃ意味がない、一番になりたいと思っていましたので。」そこで、両親と同じ銀行員として働こうと進路を決め、日本大学商学部に入学することとなったのだ。


ところが、4年間の大学生活を経て、渡邊が銀行員になることはなかった。この期間に、運命の出逢いが合った。時給が良いという理由から気軽に始めたガソリンスタンドでのアルバイト。これが、渡邊が車に関わる人生のスタートとなる。アルバイト先で働く仲間たちは皆、無類の車好きだった。仲間に連れられ、走りに行ったり、マフラーなど車をカスタマイズしたりする中で、渡邊自身も車の虜となっていった。さらに、このアルバイトを通して「販売で一番を取る」という経験も積むことになる。

ある時、ポイントカードの入会キャンペーンを行うことになった。これで一位をとった奴には賞金を出す、と所長が言い出し、渡邊の負けず嫌いに火がついたのだ。どのように声をかけたら良いか、その内容は、声のトーンは、説明の順番は…と、ありとあらゆることを検証しながらお客様に声をかけていき、一位を獲得。「もっともっとやってやろう!」と、「営業」という行為に向けて、渡邊の情熱に火がついた瞬間だった。

「今となっては誰も信じてくれないのですが、僕は元来人見知りで、恥ずかしがり屋の性格でした。それが、このアルバイトでの経験をきっかけとして、自分の中にあった営業力を開花させることができたんです。」
車が好き、走るのが好きという想いと、販売の面白さに目覚めた渡邊は、就職先を銀行から、車用品の販売をチェーン展開するショップへと変更したのだった。