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全ては顧客の成功の為に。男性経営者のイメージ戦略を包括的に提供

伊藤 歩美Ito Ayumi 

株式会社ハリースタイル

執行役員

1980年生まれ 千葉県松戸市出身 
趣味:旅行(海外20カ所)、ダイビング、グルメ
2000年 百貨店にて婦人服販売会社へ入社
2003年 カルピスビジネスサポート社 入社
2006年 株式会社ハリースタイル 入社
2015年 長女出産
2017年 長男出産
2018年 執行役員に就任

Index

  1. 『神は細部に宿る』『主役はスーツではない』 すべては“360°最高のシルエット”を提供するために
  2. 取材記事で顧客の魅力や印象を引き上げる
  3. 子どものころから好きだったアパレル業界へ
  4. 逆境のなかでも決して投げ出さない
  5. 職業・フィッターとして本格的にスタート
  6. これからも成長を応援し続けていく

『神は細部に宿る』『主役はスーツではない』
すべては“360°最高のシルエット”を提供するために

「オーダースーツはサイズがピッタリで、着心地が快適なのは当たり前です」
伊藤はそう話す。続けて「ハリースタイルのスーツは“勝負服”でもあり、周囲からの印象やご本人の雰囲気を変える事が可能です。お客様の躍動する最高の人生・未来を創る為にスーツを通してバックアップする、というのが目的です。」と力を込める。

顧客一人ひとりの職業、立場、仕事内容、役割、抱えている課題、今後の目標などを踏まえオーダースーツを提供しているという。すべてはスーツを通じて、顧客の成功を支援するためである。他のオーダースーツ店が行なっている「スーツが主役」の販売や接客はしないという。

「既製品のスーツやシャツや、巷のパターンオーダーのスーツ・シャツがインスタントの料理ならば、当店のオーダースーツ・シャツは素材から調理法までこだわったじっくりコトコト煮込んだ料理です。」手間暇がかかっているからこそ、デザインや着心地はもちろん、勝負服としても機能するような、さまざまな仕掛けが施されているのだ。

「大きな取引きをされている経営者の方や、カタチの無い金融商品や生命保険の営業の方は「説得力」が大事になります。その為に「信頼」「貫禄」がスーツスタイルから感じ取れるように、生地選びや細かいサイジングが肝です。『神は細部に宿る』という言葉を大事にしています」。

例えば「首」を綺麗に見せるとスタイルが抜群によく見えると言う。「首」「手首」「足首」の事だ。この部分のサイジングが甘いと全体的なシルエットはだらしなく見え、いくら良質で高価な生地で仕立てたスーツでも安っぽく見えてしまうのだ。自分史上最高のシルエットを提供するというコンセプトに基づいてオーダースーツを提供している事がよくわかるエピソードだ。

「心理学では体が大きく見える人や声の低い人は説得力があるとされます。また適度に鍛えた逆三角形の身体やスタイルは、好感度や安心感を生みます。だらしない雰囲気の方がオススメする商品やサービスはなんとなく不安ですよね(笑)そのような心理学や印象学に基づき、どのような色、デザイン、サイジングであれば『360°最高のシルエット』になるかを、カウンセリングや採寸時にご説明し、納得してもらいながら進めています。」

「その後は採寸と同じくらいの時間をかけて、仕上がりのイメージを縫製職人に伝えています。職人と認識のズレがあると、お客様が『イメージしていたスーツと違った』となってしまいますから。普通のテーラーはここまでしないのでは、というくらい細部にまでこだわっています」

取材記事で顧客の魅力や印象を引き上げる

2019年よりハリースタイルでは男性の法人経営者に対して新たなサービスを展開している。経営者のパーソナリティを第三者目線で語るというドキュメンタリー取材メディアを運営しているstory online社と業務提携し、男性経営者を取材しWEBに掲載する。プロのインタビュアー、ライターが客観的に取材しメディア掲載するのだが、ハリースタイルのスーツを購入するお客には実質掲載無料で提供するというサービスだ。

「スーツを仕立てる事で『印象』をお客様に提供してきましたが、インターネットで事前に検索する事が当たり前の現代では、『第ゼロ印象』が存在します。その第ゼロ印象対策として、ハリースタイルの取材チームがあります。あくまで第一印象・人で勝負する方々の事実を取材し掲載する事が目的です。」

生活者や求職者は、商品内容や求人情報以外に「営業パーソン」や「経営者」が信頼できるか、どんな人物なのかを潜在的に知りたがっている。サービス提供側は話を聞く立場が多く、自分の過去やパーソナリティについて話す時間はない。また社長にフォーカスした法人向けの採用強化サービスは世の中にあるが、どれも年商数十億円規模の企業向け広告単価になっていて、本当に世の中に露出が必要な企業やビジネスパーソンは取扱いができないという。広報担当者や採用担当者がいない法人向けに「共感にコミット」した取材記事を提供する事がハリースタイルの狙いだ。

「皆さん『やっぱり最後は人。』と仰います。その信頼を勝ち取る為には、自身の魅力やパーソナリティを説明する事が必要です。しかしそれは、自分で説明するとおかしな事になります。そこで、自分以上に自分を説明してくれる第三者目線の取材記事でその人を説明し、ご本人も気が付いていない魅力を記事にする事で『印象に残る』『やっぱり最後は人』と言って頂けるように、当店のお客様のお役に立ちたいと思っています。」

物柔らかな笑顔や接客と裏腹に、決して妥協せず、細部までこだわり抜いたカウンセリングや採寸を行っている伊藤。彼女はどのようなキャリアを経てハリースタイルに入社し、現在に至るのだろう。