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不動産は人生を豊かにする。業界20年、1000戸以上の物件を扱った実績から得た確信と責任感

国本 隆宣Takanori Kunimoto

株式会社シーラ SYLA CO.,LTD

セールス本部 副部長

せっかく入社したのだから成功してもらいたい。一人ひとりのメンバーに真摯に向き合う

 部下に対しても、いま紹介したように自身の知識や経験を惜しげもなく提供するのが、国本流のマネジメントだ。ここでもキーワードは「豊かな人生」である。

「縁あってシーラに入社し、私のもとで働くことになったのですから、私に関わる全員に豊かな人生を送ってもらいたいと考えています。これまで私が20年間培った不動産の知識ならびに営業ノウハウは、惜しげもなく伝えています」

国本がすごいと感じるのは、単にナレッジやノウハウを伝えるだけではない点だ。一人ひとりのメンバーのキャラクターや特徴を把握した上で、各人に最適なマネジメントを行っている。たとえば、全体ミーティングだけのマネジメントに留めるメンバーもいれば、1on1でみっちりと伝えることもある。メンバーよっては顧客先に同行するなど、マネジメントを変えている。これまでの部下の人数は300名以上になるというから、300とおり以上のマネジメントを持つことになる。

またこのような個々に対して異なる接し方をするのは、顧客に対しても同じだ。ちなみに顧客の数は先に書いたとおり。プレイヤーとしてもマネジャーとしても20年間積み上げてきた経験が伊達でないことは、数字を見ただけで一目瞭然である。

今日に繋がる近代日本をつくった偉人、幕末に活躍した高杉晋作を尊敬しているという国本。その理由を聞くと、次のような答えが返ってきた。

「まわりに流されるのではなく、己の信念を貫く姿勢が素晴らしいな、と。特に印象深いのは、師匠である吉田松陰が処刑された後の行動です。師匠が罪人として裁かれるのはおかしいと主張し、遺体を自ら引き取り、手厚く葬ると共に神社まで建設。彼らのように世の中を変えてやろうという大義は私にはありませんが、自分が正しいと思うことを貫く姿勢や気概は、大いに共感するところです」

一本筋の通った心意気で、国本は不動産事業を通し、これからも多くの人の人生を豊かにしていくことだろう。