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「出会えてよかった」と思ってもらえる存在に。

砂畠 秀俊Sunahata Hidetoshi

プルデンシャル生命保険株式会社

コンサルティング・ライフプランナー

中小企業の経営を総合的に支援し、多くの人たちの幸せにつなげたい

砂畠のスタイルは、中小企業の経営者に対する姿勢でも変わらない。経営者の課題や目標を聞き、「いかにそれを実現するのか」について、さまざまな解決策を提案する。つまり、無償のコンサルティングサービスである。

会計や財務の分野にも非常に明るく、経営者の話を聞きながら財務諸表を詳細に分析し、当事者では気づかなかった課題やリスクを洗い出す。キャッシュフロー表を作成し、体質改善に関する方策を提示することもしばしばだ。

経営者は、自身の事業の経理体系や関連の法律はよく知っているが、実はカバーしきれない部分に落とし穴が隠れていることも多い。たとえば借入において、経営者個人に連帯保証債務が紐づいているケースでは、経営者に万が一のことがあった際、家族が債務を背負うことになるが、そのことを知らない経営者は珍しくないと、砂畠は言う。特に最近は、複数の株主が存在している企業に対して、法律に詳しい悪徳業者などが直接経営には携わらない子や親族などから安価に株を購入し、法外な金額で経営者に購入を求めるトラブルが増えているそうだ。

「300万円で購入した株を5,000万円で売りつけられ、経営者は払うことができず倒産に至ってしまった事例もあります。民法的には違法ではないため、この分野に詳しくない企業や経営者がターゲットにされるのですが、類似のケースは今後ますます増えていくと危惧しています」

相続診断士の資格も有する砂畠は、事業承継プロセスの構築も得意とする。どんな経営者もやがて引退し代替わりを迎えるが、「その時どうする?」を普段から考えるのは、日々の事業に追われるなかで正直、おっくうだ。そこで代わりに砂畠が事業の「今」を分析し、事業と経営者、そして後継者の「未来」を理想状態に近づけるべく、知恵を絞ってくれるのである。もちろん、保険についての改善提案も行う。よくあるのが、節税対策になると思って加入した保険が単なる利益の繰り延べに過ぎず、企業の現金を目減りさせてしまうケース。そのような損金性のある保険は、銀行からの融資に影響を与える可能性もあるため、注意が必要だと、砂畠は指摘する。また、創業期、成長期、次世代への承継期と、企業のステージが変われば、財務も当然、規模や状況、あるべき姿は変わる。会社や経営者のリスクを軽減する保険は全く異なってくるうえ、税制は毎年変更される。砂畠はそれらを客観的にウォッチし、最適な状態を提案している。

つまり、砂畠は保険プランにこだわらず、会計・財務・税務といった文脈からも将来を見据え、お金にまつわる会社の理想的な全体像を経営者とともにディスカッションするのである。いきおい経営者との話題は、まずは体質改善や資金調達など、保険とは遠い話になる。保険商品とは本来、将来のリスクや課題への対策なので、緊急性は決して高くはないからだ。だが、砂畠にとっては保険を売るよりも、このようなかたちで経営者の役に立ち、信頼を得ることのほうが重要である。

もちろん、対応が難しかったり、カバーしきれない分野に関する悩みもある。そんなとき、砂畠はすかさず信頼できる専門家を経営者に紹介したり、学ぶ機会のセッティングをする。たとえば最近は、人手不足も含め採用の難易度が高まっていることから、福利厚生に関する相談を受けることが多いという。そこで、社労士を紹介したり、オンラインセミナーの開催を企画するなどして、課題解決の支援を行うのである。ほかにも、税理士や中小企業診断士などはもちろん、その他士業、不動産関係からデザイナーや芸人まで、砂畠の人脈は幅広い。さまざまな交流会でこれはという人と定期的に交流を育んでおり、いつでもどんな悩みでも、経営者の力になれる自分でありたいと思い続けているからだ。

「日本企業の99%は中小企業です。中小企業の課題を解決し、活性化に役立つことは、そこに勤める方々やその家族の幸せにも繫がっていると信じています。そこまで考えながら動いてはじめて、私は私の仕事をしたと胸を張って言えるのです」

保険の営業マンは普通、ここまでしない。だが、これが砂畠にとっての「普通」だ。砂畠にとって「結果にこだわる」とは、自分の数字のことではない。顧客とその家族、そして従業員の幸せにも役立てているかが、すべてである。