目指すは1000億円企業。多様な才能を持つメンバーが力を発揮できる場をつくる

さまざまな才能が発揮できるコングロマリットな会社に成長するのが目標

今後についても明確だ。多様なタレントが才能を発揮するためには、当然、多くのサービスやポジションが必要になってくる。それが実現できるよう、事業の多角化ならびに会社全体の成長を目指している。

「めちゃくちゃ大きくしたいですね。当面の目標は4年以内に売上100億円達成ですが、いずれは1000億円企業となり、上場も果たしたいと考えています。ただ目的は、あくまで多様な人材が働ける会社にすること。ですから多種多様な事業を展開する、コングロマリット企業を目指していきます」

人に輝いてもらいたいとの想いが根幹にあるため、働き方についても寛容だ。副業、フリーランス、独立・起業なんでもOK。自分を使って、セルプロモートという場を活かして、成長してもらい。そんなシンプルでストレートな言葉を、林は何度も口にした。

疎遠になっていた父とも、結婚、子どもの誕生を機に和解した。それだけではない。今の林の活躍を、父親は認めてくれているという。また父親は父親で、その実直な姿勢が評価され、会社で監査役に出世。今では同じ経営というポジションで、ビジネスの話をするまでの仲に回復した。

「若いころは、ただの生真面目なオヤジだと思っていましたが、今となっては自分の本気度を試すために、あえて厳しい言葉や叱咤をしてくれたのではないか。そう、思えるように、自分自身も成長したと思っています」

それぞれ違えど、才能あふれる個々が活き活きと働くコミュニティー。その環の中心で、にっこりと満足げに笑っている林の姿が今日もセルプロモートにはある。