目指すは1000億円企業。多様な才能を持つメンバーが力を発揮できる場をつくる
林 亮太Hayashi Ryota
セルプロモート株式会社
代表取締役
1987年生れ さいたま市出身 栄東高等学校/法政大学卒業
2011年 株式会社ネオキャリア 入社
2014年 フリーランス/起業準備へ
2016年 独立/セルプロモート株式会社 代表取締役 就任(現職)
求人広告の制作から採用支援まで、HR領域のサービスを一貫して請け負う
転職を考えた場合、多くの人が利用するのがマイナビやリクナビといった、人材を求める企業の求人広告が数多く掲載されている求人サイトだろう。あるいは一歩踏み込んで、先のようなサイトを運営している人材紹介会社を訪ね、自分に合った会社を紹介してもらう場合もある。
セルプロモートでは、このような求人広告を自社でつくるノウハウがない企業に代わり、制作。先のような適した媒体に、ジャストなタイミングで出稿する、いわゆる広告代理事業を行っている。
また同じく、採用スキームや人事制度が乏しい企業に対して、採用・人事コンサルタントといった、最近特に注目されているHR(ヒューマンリソース)領域のサービスを展開。サービスは多岐にわたり、注目されやすいホームページとなる施策をアドバイスしたり、オウンドメディアの制作なども担う。
もともと同社は、Webアプリやスマアプリなど、ITシステムの営業代行からスタートした。それが次第に、自社でシステムの制作を請け負うように。すると今度はシステムだけでなく、採用の手伝いなども頼まれるようになった。その事業がITシステム領域から伝搬し、先の事業に発展していった。
またPCや複合機、ネットワーク機器や回線といったビジネスに必須な機器やインフラが、オフィス環境ならびにビジネスに適しているか。コスト削減も含めた機器ならびにサービスの見直しならびに販売事業も手がけ、ITソリューション、HRソリューション、OAソリューションと、3本柱でビジネスを展開している。
最大の差別化は「人」。顧客に寄り添い、業務を一貫受注。
ただ求人広告しかり、オフィス環境の最適化事業しかり。ライバイルが多い業界である。その中でどのように存在感を発揮し、顧客を獲得しているのか。セルプロモート株式会社 代表の林亮太は次のように言う。
「人、人に尽きますね。正直、求人広告は内容も見せ方も成熟しているため、広告自体でライバルとの差はほとんどありません。そこで当社では制作を外注する同業者が多い中、あえて自社でライターやデザイナーを雇い、企画・取材から記事制作、デザインまで。さらには先に紹介したように出稿後の面接対応など、一貫して業務を受けています。これはメンバーによく言っていることですが、単なる物売りで終わるな、と。お客様が何を求めているのか、どのようなことに困っているのか。人でなければ気づけない、言ってみればかゆいところに手が届くサービスで、他社との差別化をはかっています」
このような理念が顧客から評価され、乗換えが多い業界に置いて、顧客とは数年という長いスパンで付き合う先が大半で、顧客と休日に旅行に行くなど信頼関係は深い。