『生命保険業は究極のお節介業』 財務と経営を総合的に判断できる生命保険コンサルタントのプロフェッショナル

「保険の仕事は究極のお節介業」プロとして寄り添い、より長く続ける

50歳を迎える大塚に、今後の展望やキャリアを聞いた。

「いま取り組んでいるのは、良い会社をつくるサポートをすること。日本社会を良くするためには、GDPを上げなくてはならない。GDPは付加価値の合計、つまり、日本社会を支える中小企業が良い経営を行い、付加価値の高い良い企業に成長すること。私にできることは、生命保険販売を通じて、良い会社になっていただくきっかけ作りをすること。生命保険は家族愛、人間愛という人類不朽の原理に基づく素晴らしいものです。生命保険の使命である“愛の伝道師”として、経営をサポートしたい。僭越ながら、多くの師匠に学んでいる経営技術に加え、愛を土台とした成功哲学を伝道する。財務、経営だけでなく、考え方や日々の行動を伝えられればと思います。ただ伝えるというとおこがましく、普段のサポートの中で何となく感じていただければいい。そう、考えています」

経営技術、成功哲学を伝える活動は、顧客企業の経営者に限ったことではない。先に紹介した講演でも積極的にテーマとして取り入れている。また今後ますます増えるであろう「相続・事業承継」案件について、同分野の専門家とチームをつくり、より注力していくという。

ライフプランナーの仕事が大好きで、60歳になっても、70歳になっても、80歳になっても続けたいと大塚。裏を返せば、長きにわたり顧客企業の経営者をサポートする仕事が大好きであり「生命保険の仕事は究極のお節介業」、「ライフプランナーの役割は、お客さまにとっての大切なことに気づいていただく『きっかけ作り』だけなんです。」と笑いながら話す。

そんな生涯現役を宣言する一方で、もうひとつ実現したいことがある。現在は会社の規定により実現できていない、顧客企業の社外取締役だ。実現すれば、今以上に経営者へのサポートが深くできるのも理由だが、別の理由もある。以前に比べれば遥かに変わったが、それでもなお、海外に比べると圧倒的に低い生命保険営業の社会的職業地位の向上だ。

理想は、弁護士や医師といった専門職と同じような仕事として世間から歓迎されるように。知的職業の最高位はセールスとして、子供たちの憧れの職業になるように。そして、愛の伝道師であり続けられるように。

極貧の幼少時代からMDRTのTOT会員にまでなった大塚に、「今の状態は成功ですか？」と問うと、次の答えが返ってきた。

「『成功の概念』はとても大切にしています。ただ残念ながら成功には程遠いと思います。“なれる最高の自分”を目指し、毎日を楽しみます。私が目指すのは、“家族を幸せにして、日本を代表する超一流のライフプランナーになる”ことなんです。ビジネスで成功していても、家族が幸せでなかったら、さびしいですよね。だから、家族の幸せが最優先。微力ながらでも、世の中に役立ちたい。これまで多くの皆さまに支えられ生かされてきました。これからは恩返し。これからも、広く、深く、多くを学び、より多くお役に立ちたい。自己満足になることなく、目の前のお客さまに喜んでいただき、世間から迎えてもらえるほどの仕事をすることだけ。次のお仕事の機会を得られるよう、愛を土台に置き、ベストを尽くします。」

3人の子どもは成長し、1番上の娘は18歳になった。今の話に紐付ければ、大塚が成功哲学を伝道した子供たちが、これからどんな人生を歩んでいくのか。大塚には顧客企業の成長に加え、そんな楽しみもある。

※MDRTとは1927年に発足したMillion Dollar Round Table (MDRT)は、卓越した生命保険・金融プロフェッショナルの組織です。世界中の生命保険と金融サービス専門家72,000名以上が所属する独立したグローバルな組織として、500社、70カ国で会員が活躍しています。会員は専門家として豊富な知識を有し、厳しい倫理規定を遵守し、卓越した顧客サービスを提供しています。MDRT会員は国際的に生命保険と金融サービス事業の優績者であると評価されています。（2019年8月現在）