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12年間で2万5000人を指導。参加者を一人残らず熱狂させる「ライブ型研修」で経営者の課題を解決する

谷本 真次郎Tanimoto Shinjiro

A&I Learning

代表

1975年 東京都足立区出身 早稲田中・高等学校/筑波大学卒
・(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ
・日本プロフェッショナル講師協会 認定講師
2000年4月 株式会社三共 入社
※販売目標達成率全国第1位受賞
2007年10月 株式会社三共 退職
2007年11月 メットライフ生命 入社
※2013年 最優秀社員賞受賞
2019年 メットライフ生命 退社
2020年 独立/A&I Learning設立

Index

  1. 縦横無尽なコミュニケーションを可能にする「ライブ型研修」
  2.  アナウンサー仕込みの「実況」で参加者を虜にする
  3. 根底にあるのは、日本テレビのベテランアナウンサー、小川光明への憧れ
  4. あらゆる人と組織の「変わりたい」を応援する

縦横無尽なコミュニケーションを可能にする「ライブ型研修」

「まるでジェットコースターのよう!」「こんなに自分のことを何でも話してしまうなんて!」

参加者からこのような興奮冷めやらぬ感想を引き出す研修講師がいる。ライブ型研修講師の谷本真次郎だ。

谷本の研修会場は、まるで歌手のライブのような熱狂に包まれている。そこは「研修」という堅苦しい言葉のイメージとは似て非なる、参加者が自らの言葉で話し、アウトプットする学びの場だ。

「『研修は退屈』という概念を覆して、研修でエネルギーが湧き上がる体験をしてもらいたいのです。参加者のモチベーションを上げて、新しいことをやってみよう、変わろうと思えるきっかけを提供しています。」

研修にはやる気のない参加者も必ずいるものだが、谷本は全員の心の遮蔽物を取り払い、自らを表現できるようリードする。新人から恐れられる堅物のベテラン社員さえも笑顔になり研修後には自ら谷本に話しかける。

会場で誰一人取り残さず、最後列まで巻き込む惹きつける力。一番手強い参加者から笑顔を引き出すことが彼自身の合格水準なのである。そのためなら休憩中であろうとすかさず声をかけにいく。

今の時代社員教育に頭を悩ませている経営者は多く、社員のリーダーシップ形成、目標に向かいハツラツと働ける組織づくりに試行錯誤している。昔ながらの体育会系の教育はもはや通用しない。少子高齢化で人材も限られるなか、これからの時代はただ苦言を呈するのではなく、本人の強みや個性を企業が引き出すことが重要となる。

社員がすぐに辞めてしまう、いきいきしていない、新人が何を考え求めているのかわからない。その課題解決には、年齢・ポジション・キャリアという暗黙のボーダーラインを越えたコミュニケーションが必要不可欠である。

「当事者である経営者は組織内で起こっている人間関係の摩擦にまで目が届きません。また気が付いていてもなかなか経営者自ら間に入っていけない。私が用意する研修の場では、上司も部下も本音で会話をし始めます。全員が本心を出せる場を作ることが、研修の最も大きな目的です。」

参加者の高揚感とエネルギーが漲るその研修スタイルは「異次元の研修」「唯一無二の谷本ワールド」との口コミが広がる。

「『研修講師』をやっているのではありません。私は参加者を巻き込んで意見を引き出す『研修ファシリテーター』でありたい。楽しくなければ人は学べません。一方的な講義ではなく、双方向となって初めて熱狂が生まれます。」

この独自のスタイル「ライブ型研修」は、どのようにして出来上がったのだろうか。