12年間で2万5000人を指導。参加者を一人残らず熱狂させる「ライブ型研修」で経営者の課題を解決する
谷本 真次郎Tanimoto Shinjiro
株式会社ミッション・フォース
代表取締役
一人ひとりの可能性を解き放ち、前向きに生きる力を呼び覚ます
国内最大手の運送会社で、約50人の社員に研修を行ったときのことだ。会場の後方に、明らかに不機嫌そうなベテラン社員がいた。普通の講師なら怯んでしまいそうだが、谷本は違った。
「今日のターゲットはこの方だと思いました。研修の中で必ず『○○さん、どうですか?』と声をかけるようにしたのです。徐々に心を開いていって、3時間の研修が終わる頃には、その方をニックネームで呼ばせていただけるほどの関係になりました。」
周囲が一定の距離を保とうとする手強い人物にあえて自らアプローチすることで、会場全体を巻き込み、楽しい雰囲気を作っていく。これが谷本の得意とする手法だ。
「企業の課題を解決するためには、トップダウンで降ってくる仕事をこなすだけではなく、下から上へ意見も言えるようなコミュニケーションの仕組みが必要です。そのためにはまず、参加者全員を巻き込んで、温かい雰囲気を作ることが大切なのです。」
谷本の研修をきっかけに、マネージャーと部下など、立場の垣根を越えてお互いの意見をきちんと話すようになったという事例は数多くある。10人のリーダーを対象とした研修では、離職率が7割減、売上が年間120%アップという目覚ましい成果を上げた。
表現者として圧倒的な自信を持つ谷本は、自らを研修の料理人であると語る。「研修プログラム」という材料さえあれば、いかようにでも美味しく料理してみせるという。谷本が対象とする職種や部門に、制限は全くない。若手から手強いベテラン社員まで、あらゆるタイプを得意としている。経営者が社員に伝えたいことを、谷本という表現者を通して伝えてみてはどうか。
「研修というものは内容がどんなに良くても、講師のパフォーマンスがよくなければ終わりです。私は誰よりも面白く、わかりやすく伝えられる。誰よりも参加者を巻き込んで、手応えを感じてもらい、変わるきっかけを提供できる。その自信は100%あります。」
経営者の多くが「組織を変えたい」と思っている。しかし、どうやって変えたらいいのか、誰が変わったらいいのかを理解している経営者はそれほど多くないと谷本は語る。
「ライブ型研修は、経営者の悩みを解決するきっかけになります。研修がエネルギッシュなものでなければ、感情が動かず、変わろうと思うきっかけさえ与えられません。『変わりたいを応援する』、これが私のモットーです。私はライブ型研修を通して、あらゆる人と組織が変われるきっかけを提供したいと思っています。」
今現在、谷本のライブ型研修へのオファーが後をたたない。過去に研修で思うような変化が表れなかった企業でも一度は試してみる価値がある。たとえ同じプログラムでも表現者が変われば受け取り方は180度異なる。その違いを実感してみてはどうか。
働き方、コミュニケーション手法が多様化する現代。人と人との繋がり、深い人間関係を構築する本質がこの研修にはある。谷本の今後の活躍に期待がかかる。
編集・インタビュー:岡本 英久/黒田 実緒 撮影:安西 美樹
谷本 真次郎Tanimoto Shinjiro
株式会社ミッション・フォース
代表取締役
1975年 東京都足立区出身 早稲田中・高等学校/筑波大学卒
2000年 株式会社三共 入社
※販売台数、販売目標達成率全国1位
2007年 株式会社三共 退職
2007年 メットライフ生命 入社
※最優秀社員賞受賞
2019年 メットライフ生命 退社
2020年 独立/株式会社ミッション・フォース 代表取締役
・(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ
・AFP(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)
・「7つの習慣実践会」認定ファシリテーター